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那覇市出身のピアニスト大城英明さんのコンサートが、12日夕、パリ市内の国立パリ音楽院で開かれた。大城さんは現在、アメリカ・カンザス州、カンザス大学の博士課程在学中の学生。同大のセケイラ・コスタさんに師事している。
コンサートでは、モーリス・ラヴェルの「ソナチネ」「クープランの墓」、セルゲイ・ラフマニノフの「13の前奏曲、作品32」を披露。繊細でありながら、力強いピアノの音に、県人を中心とする聴衆も聞きほれていた。大城さんは演奏後、「とっても緊張した」と語った。
大城さんは、県立芸術大学大学院卒業。在学中は、同大音楽部長の岩崎セツ子さんに師事。米国、オーストラリアでも地元のオーケストラと演奏している。パリの後は、ポルトガルのリスボン、アメリカのニューヨーク、東京でコンサートを行う。来年は沖縄で琉球交響楽団と協演する。
(又吉喜美枝通信員)