【ボリビア】発足10周年の親睦会楽しむ 琉球舞踊愛好会


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 ボリビアのサンタクルス市琉球舞踊愛好会(伊芸栄子会長)が発足10周年を迎え、6月4日に行われたサンタクルス市に住む日系人が加わるいくつかの愛好会合同の親睦(しんぼく)会で記念の時を持った。会では、伊芸さんによって加那ヨー節が、会員の皆さんによってかぎやで風節、稲しり節、遊び庭節の舞踊が披露された=写真。

 伊芸さんは「発足以来59回、舞台で公演をしてきた。皆さまの拍手に励まされてきた。これからも舞踊を通して沖縄の心を伝えていきたい」とあいさつした。
 伊芸さんは、1996年に金武町にある玉城流玉扇会池原シズ琉舞道場で学んだ。その後、サンタクルス在住の日系人の中から、琉舞を習いたいとの声が上がり、96年3月24日に伊芸さんを中心に愛好会が発足した。毎週日曜日にサンタクルス市オキナワ県人会会館で練習をしている。
 現在のメンバーは15人。最近では、コロニア・オキナワ入植50周年式典の祝賀会や、ボリビア人を対象に日本文化を紹介する文化展などで公演し、好評を博している。(木内一夫通信員)