【ブラジル】世代を超え123人自慢ののど競う 琉球民謡コンクール


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 ブラジル沖縄県人会(与儀昭雄会長)主催の「第31回琉球民謡コンクール」(中村善正実行委員長)がこのほど、同県人会館大サロンで開催された。
 出場者は昨年よりも20人ほど増え、123人。年代は10代から80代、世代は1世から4世までとさまざまな琉球民謡愛好者が自慢ののどを競い合った。
 「新人の部」に20人、「優秀の部」に13人、「最高の部」に10人、「グランプリの部」に1人がそれぞれ入賞した。「新人の部」優勝者は「ヤッチャー小」を歌った4世の大城ビクトル君(14)、「グランプリの部」の優勝者は「親の面影」を歌った3世の神谷ラファエルさん(21)=写真中央。
 今回のコンクールでは若い世代の活躍が目立ち、関係者を喜ばせた。
 「日本語やウチナーグチが分からない若い世代が、琉球民謡を通して沖縄の文化に興味をもち、継承してくれるのはとても頼もしい」と、与儀会長も満足げだった。
(与那嶺恵子通信員)