【アメリカ】沖縄文化に目を向かせる教育を 教師目指す仲程さん


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 「英語を通して生徒たちの世界観を広げるだけでなく、自分たちの祖先がはぐくんできた沖縄文化にも目を向けるような教育をしていきたい」。そう目を輝かせて話すのは南城市出身の仲程奈緒子さん=写真。今年の3月に琉球大学法文学部国際言語文化学科(英語専攻)を卒業し、6月からカリフォルニア大学アーバイン校に留学している。
 仲程さんはTEFL(Teaching English as a Foreign Language=英語教授法)の免許獲得を目標に勉強している。将来は中学校の英語教師を目指す。沖縄文化を英語で紹介したいとの思いは、琉球芸能の普及を意味しているようだ。2004年に、沖縄で古典芸能の新人賞を受賞。現在、ロサンゼルスで具志厚さんの下で月に2、3回三線の練習にも励んでいる。
 米大学生活について仲程さんは「英語を習っていると同時に自分の文化にも目を向けることができる。それが、外国語を学ぶ意義だとあらためて実感させられた」と語り、県人会行事などにも積極的に参加していきたいとした。
(当銘貞夫通信員)