【アルゼンチン】市町村人会代表者会議開く 沖縄県人連合会


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 在亜沖縄県人連合会(屋宜宣太郎会長)はこのほど、恒例の市町村人会代表者会議を連合会館で開催した。今回は5月の定期総会を控え、役員選挙の件で市町村人会へ理事推薦の依頼を行うことを兼ねて開いた=写真。

 会議ではそのほかに、これまで12月に開催していた「沖縄祭り」をいろいろな事情を勘案して、1月に変更することを決定。また、安全対策として会館内の施設改善をしなければならず、その費用ねん出のために1枚当たり10ペソスの抽選券を1万枚発行することも決めた。
 これまで1週間に3日しか開店しなかったレストランを月曜から土曜日まで営業すること、またガイドブックの発行やウチナーグチ講座開設なども決めた。最後に、次回の定期総会に理事推薦する15市町村人会に対し、4月末日までに提出するように依頼して会議を終えた。
 久しぶりに代表者会議に出席してみると、今の理事会は実力者の会長の下、2世パワーがうまくかみあって活動を活発にしている感を強くした。
 終了後は夕食として出席者においしい「スブイ(トウガン)ヌ汁」が振る舞われた。

新城さんが臨時事務員に 県人連合会

 在亜沖縄県人連合会は事務局員としてJICA(国際協力機構)派遣のボランティア、鈴山明美さんを充てていたが、このほど2年の就任期間が切れ、帰国した。その後JICAは組織替えがあり、事務員としては派遣できなくなっているという。
 沖県連では非常手段として当分の間、名桜大学からの留学生、新城尚吾さんを7月まで事務員として臨時採用することにした。
 まだまだ一世が多い県人社会では日本語の分かる事務員が絶対に必要で、母県とのやりとり、会員との連絡事項など仕事はたくさんある。
 (新垣善太郎通信員)