ジェトロと県物産公社 韓国で泡盛PR


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 県産品の海外市場開拓に向け、日本貿易振興機構沖縄貿易情報センター(ジェトロ沖縄)と県物産公社は6~9日にかけて、韓国ソウルのコエクス(Coex)ホールで開催された総合食品見本市・「韓国FOOD WEEK2012」に出展した。

県内から泡盛卸業の南島酒販(西原町)や塩などを販売する青い海(糸満市)など全8社と沖縄マイスター協会が初めて参加した。出展費用の一部は県の一括交付金を活用した。同商談会は韓国最大規模とされている。
 商談会に出展した比嘉酒造(読谷村)は韓国の飲食店と2件の成約があった。
 また8日に、ソウル市内のパークハイアットソウルでは「泡盛試飲商談会inソウル」も開かれ、比嘉酒造など3社が出展。韓国の酒類取扱小売業者などに泡盛をPRした。同商談会では成約件数は2件で比嘉酒造のほか、南島酒販が韓国の酒類卸業者・スルドガ(SUL-DOGA)を代理店として県産の泡盛を販売することが決まった。
 12日、県物産公社などが県庁で商談会の開催結果を発表した。同公社の担当者は「沖縄とソウルは直行便で結ばれており、観光と物産を絡める展開が期待できる」と開催理由を説明。泡盛の飲み方を提案する泡盛マイスター協会の新垣勝信会長は「泡盛は韓国でまだ認知度が低い。今回の参加で若者から非常に好評を得て、今後も継続して泡盛をPRしたい」と期待した。