「アグーオイル」で保湿 おもろ企画、初の化粧品


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
保湿効果などがある「アグーオイル」

 レストラン経営などを手掛けるおもろ企画(那覇市、神谷弘隆社長)は、同社牧場の琉球在来豚アグーの豚脂(ラード)を利用し、全身保湿用の化粧品・「アグーオイル」を商品化した。製造元は亜熱帯植物理学研究所(那覇市)。あぐーの油で開発したオイルタイプの化粧品は全国初という。

 おもろ企画は、独自のリサイクルシステムで酵母発酵飼料を開発し、アグーを飼育している。これまで食品などを中心に製造・販売してきたが、初めて化粧品として商品化した。
 同商品はバラの香りがし、保湿効果などがあるという。13日、同社企画担当の木村直子氏が琉球新報社を訪れ、同商品をPRした。木村氏は「アグーオイルはまだ知名度が低いので、まず県内に根付かせたい。本年度800本を目標に販売したい」と話した。2012年4月に化粧品登録後、現在まで既に400本の販売実績がある。
 内容量は50ミリリットル、価格は6800円(税込み)。同社のホームページやイオン南風原店などで購入できる。問い合わせはおもろ企画(電話)098(943)2914。