経済

滞在短時間に不満 中国クルーズ船客アンケート

 沖縄総合事務局那覇港湾・空港整備事務所は15日、中国から那覇港へのクルーズ船客のアンケート調査結果の詳細分析を発表した。

沖縄に「来たくない」とした具体的理由は「時間が短かった」が38・4%で最多となり、慌ただしい行程に不満を抱いている実態が浮き彫りになった。整備事務所は「沖縄の魅力を感じなかったわけではないと考えられる」と分析した。このほか沖縄滞在メニューの課題も浮かび上がった。
 アンケートは7月24日、上海から寄港したボイジャー・オブ・ザ・シーズの乗客を対象に実施。33・2%が「再訪したい」と回答し、「来たくない」が17・8%だった。
 同じクルーズ船寄港地の博多港との比較では、1人当たりの消費額は博多が沖縄より5千円高く約4万3千円だった。博多では百貨店や家電量販店での購入が多い一方、沖縄は免税店や土産品店が多かった。
 沖縄への再訪意思の調査で「来たくない」の理由は「時間の短さ」のほか、「飛行機などで再訪したい」(23・3%)「旅行全般で良くなかった」(15・1%)「ツアー内容が良くなかった」(12・3%)などが続いた。
 「また来たい」の理由では「旅行全般で良かった」が51・8%で最多。次いで「沖縄が良かった」(13・2%)、「クルーズ船が良かった」(11・4%)、「もっと観光したい」(4・4%)だった。
 沖縄滞在の感想で「良かった」の理由は、「沖縄の気候・景色・環境など」が52・0%で最多。次いで「ツアー・観光地などのサービス」(13・6%)「沖縄の人柄・品物・物価」(5・6%)などを挙げた。
 滞在の感想が「悪かった」とした理由は「時間が短い」が39・7%で最多。「ツアー・観光地などの内容」(29・3%)「サービス」(20・7%)を挙げた。整備事務所は「どんなサービスで、どんな時間を過ごしてもらうかが課題だ」と分析した。
 クルーズへの要望については、「できれば2日間滞在したい」「買い物スポットを少なく、観光スポットを多くしてほしい」「もっと自由度を上げて」などの声があった。