大韓航空子会社の格安航空会社(LCC)ジンエアー(ソウル、金載建最高経営責任者=CEO)は16日、12月24日から韓国のソウル(仁川)―那覇線の定期便を週7便で就航すると発表した。
同社の参入で、那覇―ソウル線はアシアナ航空と2社体制となる。
使用機材はボーイング737―800で約180席。搭乗率は75%を目標とする。同社は沖縄路線のほか、2011年7月から既にソウル―札幌線を運航している。
ジンエアーはアシアナ航空と差別化を図るため、ウェブ決済の最低価格は往復4900円(税と燃油費別)で提供する。機内食を提供し、20キロまでの手荷物も無料で預かる。1機に日本語対応ができる客室乗務員1人も配置する。航空券の販売は同社のホームページやジャンボツアーズ(那覇市)など、19日以降、販売する予定。
県庁で会見した同社の鄭鴻根常務は「ジンエアーの就航により、新たな客層開拓が期待できる。これまで高運賃で来られなかった人もぜひ沖縄に来てほしい」と話した。今後の展開について「今後需要に応じて、増便を考える。来年オープンする新石垣空港への就航も視野に入れたい」と述べた。