地域ブランドとして「琉球もろみ酢」の地域団体商標取得や共同販売を目的に琉球もろみ酢事業協同組合が28日、設立した。役員に理事4人と監事1人が選ばれ、初代理事長にヘリオス酒造社長の松田亮氏を選出した。
組合員の商品と組合の統一ブランド商品合わせて年間1万4千本の販売を目指す。松田氏は「これからはマーケティングを含めた沖縄の商品としてもろみ酢を育てていきたい。さらに知名度を上げて一般消費者にアピールしていく。県内の販売も強化したい」と抱負を述べた。
理事長以外の理事は、石川酒造場の石川信夫社長とインターリンク沖縄の豊川あさみ社長、久米仙酒造の平良正諭輝社長の3人。監事は崎山酒造廠の崎山和章代表。
2013年3月までの初年度の事業計画として、既存の統一ブランドを改定させた組合商品2千本と組合員の商品4千本合わせて売り上げ900万円を予定。組合商品は1月に正式発表する。13年4月以降の次年度は組合商品6千本と組合員の商品8千本で、売り上げ2100万円を目指す。
13年度に地域団体商標「琉球もろみ酢」の取得を目指す。販売促進のため各種イベント開催やパンフレットの作成なども展開する。