旅行会社社員を対象にクルーズ船旅行のスペシャリストを認定する資格「クルーズコンサルタント」に、県内から初めて3人が合格した。
認定されたのは、中央ツーリストイオン名護店の内間裕太主任、沖縄ツーリスト国内企画部の鎌田直美マネージャー、阪急交通社の小原和浩沖縄支店長の3人。
同資格は2003年から、日本外航客船協会と日本旅行業協会のクルーズアドバイザー認定委員会が実施している。旅行会社社員が対象で、クルーズ旅行市場の拡充などを目的に始まった。現在全国の有資格者は約4千人おり上級のクルーズマスターは43人。今年は全国で約900人が受講し500人が合格した。県内では2年前から受講者がいたが、昨年まで合格者はなかった。
過去に鹿児島県の屋久島を巡る沖縄発着のクルーズ旅行企画に携わってきた鎌田さんは「もっともっと沖縄の人にクルーズの良さを伝えたい」と意気込みを語った。内間さんは窓口業務でクルーズツアーの相談を受けながら、予約に結び付けられなかった経験から資格取得を志した。「沖縄発のクルーズ発展に貢献したい」と話した。
昨年初めて県内から北米クルーズツアーを販売した小原さんは「クルーズは自由に時間が使える。リピーターになりやすい。これからは普及していくとみている。気軽に参加してもらえるよう取り組みたい」と魅力を語った。