県統計課が30日発表した10月の完全失業率(原数値)は5・9%で、前年同月比で0・3?改善した。7月の5・5%に続き5%台はことし2度目。5%台を年間で複数記録したのは、1997年以降初めて。完全失業者数は4万人で前年同月に比べ千人減少した。
沖縄労働局(川口秀人局長)が同日発表した9月の有効求人倍率(季節調整値)は0・41倍で前月と同水準。新規求人数(原数値)は5279人で前年同月比8・5%増、12カ月連続で増となった。
今後の見通しについて川口局長は、医療福祉や情報の分野で新規求人が堅調に推移していること、現在減少している県外での期間工の求職も戻る傾向にあることから「0・4倍台で推移するだろう」と話した。
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