津堅島沖に震災漂流船 宮城県南三陸町から


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
津堅島沖で発見された宮城県南三陸町から津波で流出した漁船=30日、中城新港(中城海上保安部提供)

 30日午前9時半ごろ、うるま市津堅島の南東約7キロの海上で、転覆状態で漂流する小型漁船を米軍関係者が発見し、中城海上保安部に通報した。同部が漁船を回収し登録番号を確認したところ、東日本大震災の津波で漁港内から流出した、宮城県南三陸町の男性(81)が所有する漁船であることが判明。第11管区海上保安本部によると、県内での被災漁船発見はことし7月以来2件目という。

 巡視船が中城新港までえい航し、一時保管となった。同部は今後の取り扱いについて「所有者の意向を尊重し、関係機関と調整の上で対応を検討する」としている。