【宮古島】宮古島市で「雪塩」などを製造、販売するパラダイスプラン(西里長治社長)は4日、同社で会見を開き、宮古の農水産物や加工品を置く「島の駅みやこ」を同市平良久貝に建設すると発表した。
年内に着工し、来年6月にオープンする予定。西里社長は「宮古の物づくりのパワーを全て結集できるような施設を造りたい」と抱負を語った。
島の駅みやこは、同市平良久貝の国道390号に面した約3千平方メートルの土地に建設され、建物は約530平方メートルの平屋建て。約40台分の駐車場を整備する。総事業費は約2億円で、非正規社員も含め約30人の新規雇用を見込んでいる。
同社の菓子ブランド「雪塩菓房」のパーラーや宮古島漁協の直営店など、5店舗がテナントに入る予定で、初年度は売り上げ3億円、来客30万人を目標としている。
西里社長は「物づくりをしている人が集まって情報交換やノウハウを教え合い、販売もできる施設があれば宮古の良い物をもっと世の中に出せる」と強調。「宮古中に埋もれているお宝を掘り出して、スポットライトの当たるところに出したい」と話した。会見に同席した宮古島漁協の粟國雅博組合長は「新鮮な魚介類と、魚介を使った新メニューを開発して、楽しんでもらえる店を目指したい」と話した。