就活戦線が本格化 支援セミナーに学生500人


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各企業の人事担当者らの話を熱心に聞く学生ら=5日、那覇市の県立博物館・美術館

 2014年春の採用に向けた主要企業の会社説明会が1日に解禁されたのを受け、求人おきなわは学生の各業界への興味や就職活動への意欲を高めようと「Qナビ業界研究・就活セミナー」を5日、那覇市の県立博物館・美術館で開いた。

金融業として琉球銀行、流通業としてサンエーなど県内の4業種4企業の人事担当者らが、業務の概要や魅力などについて説明した。
 大学生や専門学校生など約500人が参加した。学生らはメモを取るなど各企業の担当者の話を熱心に聞いていた。国際電子ビジネス専門学校1年の與坂勇姫さんは「流通業の概要など知らなかったことが多く刺激になった。聞いた内容を生かし、早めに就職を決めたい」と話した。
 一方で「自分としてどの業界がやりたいのかを知りたくて来た。企業自体のPRではなく、もっと業界について幅広く話をしてほしかった」という要望もあった。そのほかセミナー終了後には4企業がそれぞれブースを設け、採用担当者や内定者らと交流できる場を用意した。求人おきなわ雇用推進事業部の伊計紫穂係長は「就職活動は企業情報をどれだけ集めるかが成功の鍵」と就職活動を本格的にスタートさせた学生にエールを送った。