売り込め“沖縄MICE” スペイン、台湾で説明会


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欧州最大級「EIBTM2012」の日本・沖縄ブースを訪れた欧米の旅行関係者ら=スペイン・バルセロナのフィラ・グラン・ヴィア

 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は海外誘客を強化するため、スペインのMICE(国内外企業の褒賞・研修旅行や国際会議など)見本市「EIBTM2012」(11月27~29日)で沖縄単独ブースを初めて設けたほか、台湾でも「沖縄MICEセミナーin台湾(台北・台中・台南・高雄)」(同26~29日)を初開催した。

 スペインの見本市は欧州最大級。昨年に続き2回目の参加だが、沖縄単独ブースは初の取り組み。OCVBのほか、MICEを誘致・開催するDMC沖縄とメルキュールホテル沖縄那覇が出展した。82件の商談があり、科学技術系国際会議の開催や新婚旅行の沖縄への誘致などに関する問い合わせがあったという。
 一方、台湾のセミナーでは県のMICEの魅力や関連施設などを紹介した。県内からJTB沖縄やサザンビーチホテル&リゾートなど4社が参加し、台湾側はMICEを扱う旅行会社など180社から279人が来場した。
 今年4~11月にまでOCVBが支援開催したMICEは国内外から計202件。そのうち国際会議が86件、褒賞・研修旅行が116件という。
 OCVBの担当者は「欧州は新規市場であり、今後もMICE誘致へ取り組んでいきたい」と述べた一方、「尖閣問題で訪日の中国客はいまだ低迷している。訪日旅行を多く取り扱う台湾市場は現在の沖縄にとって重要な市場であり、今後台北以外の地方都市からMICEの誘致拡大を図りたい」と強調した。

英文へ→Okinawa Convention & Visitors Bureau sets up Okinawa booth at business expos in Spain and Taiwan