訴え熱く 候補者奔走 公示後初の週末 浮動票取り込み躍起


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 16日投開票の第46回衆院選の沖縄選挙区では、4選挙区の立候補者19人が公示後最初の週末を迎えた8日、買い物客らでにぎわう街頭に繰り出し、演説やスキンシップで支持を訴えた。

県内では、米軍普天間飛行場の返還・移設問題の解決手法などの基地問題や、オスプレイ配備への対応、TPP(環太平洋連携協定)への姿勢、一括交付金の活用法などを争点に選挙戦を展開。各候補者は有権者を前に、必死に政策をアピールし、浮動票の取り込みに躍起になった。
 各候補者の選対事務所のスタッフは大勢の人々が街に出る週末を有効に使おうと、分刻みで候補者のスケジュールを立て、商業施設や団地前、地域の集会所などへ繰り出した。支援者には最大動員を掛け、各地で支持を訴えた。
 支援者の一人は「候補者の仕事仲間や同級生までが手弁当で運動を手伝うようになり、日増しに支持が広がっている。『頑張れ』『負けるな』の声を力に、1人でも多くの支持を得たい」と意気込んだ。
 県内四つの選挙区の立候補者は、前職5人、元職1人、新人13人の計19人。沖縄1区には4人、2区は4人、3区は6人、4区は5人の候補者がいる。政党別では民主2人、自民4人、日本未来1人、日本維新4人、共産3人、社民1人、国民新1人、幸福実現1人、無所属2人。