公約動画HP公開 VOTE 「選挙公報」独自に作成


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VOTEのサイト画面を手に「復帰40年の節目に、次の復帰50年をどういう沖縄にするべきかを考えてほしい」と語る新田繁睦VOTE会長=4日、那覇市天久の琉球新報本社

 16日投開票の衆院選に向けて、若者の投票率向上に取り組んでいる「県明るい選挙推進青年会VOTE(ボート)」が、フェイスブックを活用した独自の「選挙公報」を作成し、4日から公開している。

有権者にアンケートを実施し、その結果、関心の高い課題について候補者に解決手法を聞き、回答を掲載したもので、候補者の率直な意見を知ることができる。新田繁睦(あらたしげちか)会長(28)は「沖縄が抱える多くの問題を解決に導くリーダーを決める大事な選挙。ぜひ参考にして選挙に行ってほしい」と呼び掛けた。
 独自の「選挙公報」では、フェイスブックで候補者に聞いてほしい質問を15項目設定し、アンケートを実施した。250の回答があり「沖縄の雇用の場を増やすために何をするか」(33件)、「県の農業振興への取り組みをどう考えるか」(29件)、「米軍基地の整理縮小にどう取り組むか」(25件)の順で選択が多かった。
 この選択数を踏まえ、質問を候補者へ投げ掛けてインタビューを実施。候補者全員に呼び掛け、10人が回答に応じ、動画で収録した。候補者は自ら三つの質問を選び、回答した。
 VOTEのホームページでは、収録した約5分の動画を「選挙公報」として公開している。4日の公開以来、1日150~160件の閲覧がある。
 2009年の前回衆院選に立候補した候補者は当時の動画も閲覧でき、現在と比較もできる。新田会長は「今後は、当選後1年おきに収録して、きちんと公約を実行しているかもチェックしたい」と語った。VOTE「選挙公報」のホームページアドレスはhttp://shugiin.ti―da.net/