県内景況3期連続上昇超 10~12月 総合事務局発表


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖縄総合事務局は10日、10~12月期の県内法人企業景気予測調査を発表した。前期(7~9月期)と比べて景気が「上昇」と答えた企業の割合から「下降」と答えた企業の割合を引いた景況判断指数(BSI)は、全産業でプラス6・1となり、統計手法を変更した2004年以来、初めて3期連続の上昇超となった。上昇超幅は前期より1・7ポイント縮小した。

 製造業で前期の台風による売り上げ減から持ち直している企業が見られる一方で、石油精製業などでは原油価格の低下により利益が悪化し下降とする企業があったことや、非製造業では、卸売・小売業で酒類の需要低下などがあり前期調査から上昇超幅が縮小した。2013年1~3月期の見通しは7・0と4期連続上昇超となる見込み。
【琉球新報電子版】