11月沖縄便7.5%増 宮古、石垣が好調


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖縄関係路線のうち格安航空会社(LCC)を除く航空6社は12日までに、11月の搭乗実績を発表した。

6社合計の搭乗者数は前年同月比7・5%増の126万9639人だった。
 第64回県民体育大会の先島諸島での開催により、全日本空輸(ANA)と日本トランスオーシャン航空(JTA)の那覇―宮古、那覇―石垣の両路線の搭乗実績が好調に推移し、全体を押し上げた。一方、関西路線の一部をJTAに移管した日本航空(JAL)は、同路線の提供座席が大幅に減少して前年を下回った。
 JALは修学旅行などの需要増加で、那覇―羽田線などの搭乗実績は前年を上回ったが、一部の路線移管で、全体では10・9%減の24万7626人となった。
 ANAは12・3%増の59万1183人だった。宮古、石垣路線のほか、那覇―名古屋線の搭乗実績も前年を上回った。
 JTAは16・6%増の25万2457人だった。那覇―羽田線、石垣―羽田線が堅調で本土路線は11・7%上昇した。
 琉球エアーコミューター(RAC)は11・7%増の2万7754人だった。天皇皇后両陛下が初めて久米島を訪問されたため、警備などの関係者の往来が増加し、那覇―久米島線が好調で全体を押し上げた。
 スカイマーク(SKY)は13・3%増の12万2042人だった。那覇―成田線、那覇―関西線などの実績が新たに加わった。
 ソラシドエアのブランドのスカイネットアジア航空は4・6%増の2万8577人だった。各路線は、ほぼ前年並みで推移した。