もんじゅ違反、「手続きミス」 点検超過で鈴木理事長


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 日本原子力研究開発機構の鈴木篤之理事長は13日、同機構が運営する高速増殖炉もんじゅ(福井県)で9千個以上の機器が点検時期を超過していた問題について「手続き的な安全性確保が不十分だった。実体的な安全性は確保されている」と述べ、あくまで手続き上のミスだという認識を示した。
 原子力規制委員会から点検超過は保安規定違反だとして、早急な点検や原因究明を命じる文書を受け取った後、報道陣に発言した。
 鈴木理事長は、規制委事務局を務める原子力規制庁の池田克彦長官から文書を受け取った際は、「初歩的かつ低次元なミス。安全のプロ集団として恥ずかしい」と話していた。
(共同通信)