笹子下り線、不具合6百カ所 ボルトの脱落や緩み


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 9人が死亡、2人が重軽傷を負った中央自動車道笹子トンネル(山梨県)の天井板崩落事故で、国土交通省と中日本高速道路(名古屋市)は13日、事故が起きていない下り線トンネル(全長約4・7キロ)で確認された不具合は、天井板のつり金具を固定する「アンカーボルト」の脱落や緩みで、632カ所に上ると明らかにした。
 中日本高速は8日に笹子トンネル下り線で、不具合が見つかったと発表。「ただちに補修しなければならない箇所はない。詳細は12日に国交省に報告する」とし、詳しい内容を明らかにしていなかった。
 「仮復旧を優先させる」として、12日に下り線で天井板の撤去作業を始めた。
(共同通信)