県、14年度にも開始 性暴力被害者支援センター


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 性暴力被害者の相談から必要な支援までを行う「ワンストップ支援センター」の開始時期について、県環境生活部の下地寛部長は13日、「目標としては2014年度からスタートさせたい」との考えを示した。

 開会中の県議会11月定例会土木環境委員会(中川京貴委員長)で、奥平一夫氏(県民ネット)に答えた。
 13年度中に先行事例などの調査を実施し、同年度内に財源確保ができれば、14年度に事業を開始する見込みだ。
 県は支援センター設置に向けて、強姦救援センター・沖縄(REICO)やおきなわ女性財団、県警、沖縄被害者支援ゆいセンターと協議し、12年度中に検討会議を発足させる。同センターの設置を強く望む会(金城葉子、田中真生共同代表)は、これまで(1)24時間365日体制のホットライン設置(2)夜間診療する産婦人科のある総合病院内に設置(3)診療費などの公的援助(4)弁護士、精神科医などと連携(5)当事者の視点に立った支援(6)県予算で運営―を含む同センターの早急な設立を県議会に求めている。

英文へ→OPG to set up sexual assault victim assistance center