候補、支持訴え総力 最終盤、街頭、地域に


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候補者の名前を連呼し、大きく手を振ってアピールする運動員の女性たち=13日、本島内

 第46回衆院選は、16日の投開票日まであと2日になった。三日攻防の初日の13日は、県内4選挙区に立候補した過去最高の19人が早朝から街頭に立ち、自分の政策と国政にかける熱い思いをアピール。

各選挙対策本部も選挙カーで選挙区内をくまなく回り、各候補者の名前を連呼するなど、これまで以上に激しい選挙戦が繰り広げられた。
 最終盤では、各選挙区とも大票田となる都市部や、比較的浸透が弱い地域などを中心に候補者や運動員が精力的に地域を駆け回った。
 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設や垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ配備など基地問題の解決のほか、沖縄振興の手法などが大きな争点になっている沖縄選挙区。
 最終盤に向けて、各候補者はより幅広い支持を獲得しようと、若者の雇用対策や経済対策、医療福祉など県民生活に関する政策を中心に自分の考えをマイクにぶつけた。
 全体で4割超の有権者が投票先を決めていないとみられる今選挙。三日攻防での票の掘り起こしが当落を左右する可能性を残すため、各選対とも多くの有権者に名前を浸透させようと、独自のスケジュールを立て運動に取り組んだ。
 各選挙区では出勤、帰宅のラッシュ時に合わせて幹線道路や交差点に多くの運動員が並んで手を振り有権者にPR。各候補者も選挙カーに乗り込み、市街地や時には集落に飛び込んで、精力的に巡回。市場や団地前など、人が多い場所を選んで演説し、政策を訴えた。