基地、振興に影響 衆院選、きょう最後の訴え


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 第46回衆院選は16日、投開票される。県内4選挙区には過去最多の19人が立候補。選挙期間中、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設問題や垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの配備、経済・雇用対策などを最大の争点として、激しい選挙戦を繰り広げてきた。

民主党政権の継続か、自民と公明による政権奪取か、第三極が台頭するのか。本土復帰40年の節目の年に政権選択が迫られる選挙で、選挙結果は今後の基地問題や沖縄振興の行方にも影響を与えそうだ。
 各候補者は16日夕、公示後12日間を締めくくる打ち上げ式を各地で行い、支持者とともに勝利を誓う。竹富町では15日、繰り上げ投票が行われる。
 誰に投票するかを決めていない有権者も約4割に上るとみられ、浮動票の取り込みが当落を左右しそうだ。
 三日攻防の中日になる14日は、19候補とも早朝から精力的に選挙カーなどで各地を駆け回り遊説。スポット演説や各種集会などを数多くこなし、1票でも多く獲得しようと、有権者と触れ合う握手戦術などを通して支持を訴えた。
 運動員も、地域をくまなく回るローラー活動を実施。各選挙対策事務所も、最大限の動員をし、企業や支持者にひっきりなしに電話するなど、フル稼働で最後の追い込みに力を注いでいた。
 繰り上げ投票が行われる竹富町では、竹富島まちなみ館、小浜公民館など8カ所で15日午前7時~午後6時まで行われる。