沖縄の魅力再発見を 「カラカラ」来月先行公開


社会
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上原良幸副知事を訪ね、映画「カラカラ」について語る工藤夕貴さん(中央)ら=14日、県庁

 9月の第36回モントリオール世界映画祭で観客賞とオープネス・トゥ・ザ・ワールド(世界に開かれた視点)賞の2冠に輝いた映画「カラカラ」(クロード・ガニオン監督)が、来年1月12日から沖縄で先行公開されるのを前に主演女優の工藤夕貴さんらが14日、県庁に上原良幸副知事を訪ね、記者会見した。

同映画は県出身の映画監督・宮平貴子さんがプロデューサーを務め、全編沖縄で撮影された。
 会見で工藤さんは「沖縄の自然や文化を通し、生きることの素晴らしさを再発見していく物語。(受賞は)沖縄の魅力が評価された」と話した。ガニオン監督は「試写会の来場者の笑顔を見て、今までの作品よりうまくいったと手応えを感じる」と話した。
 1月12日から那覇市のシネマQで先行公開し、1月19日に東京など全国8大都市で公開。順次、全国各地で上映される。