沖縄関係路線を就航する航空5社は17日までに、年末年始(21日~2013年1月6日)の予約状況を発表した。総予約数は前年同期比14・9%増の64万3741人だった。
日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)、日本トランスオーシャン航空(JTA)は、那覇―羽田、那覇―成田線がそれぞれ前年を上回った。各社は「去年にはなかった運賃の割引を打ち出したこともあり、利用客の増加につながっている」と分析した。
乗客のピークは、本土から沖縄行きの下りが29、30日で、上りが1月3~5日となっている。
JALは11・0%増の13万8847人。那覇―関西線の一部をJTAへ移管したが、那覇―成田、那覇―羽田線が好調で全体を押し上げた。
ANAは19・3%増の31万2928人。東京路線のほか、那覇―宮古、那覇―石垣線も大幅に増加した。スカイマークは那覇―宮古線を今年10月以降減便しており、ANAの同路線の増につながった。
JTAはJALからの関西路線の移管で24・6%増の11万7896人。中部―那覇、羽田―石垣線などの予約も増え、本土路線が前年を上回った。
琉球エアーコミューター(RAC)はJTAから那覇―久米島線の一部移管などで20・6%増の1万1380人。
スカイマークは那覇―羽田線などが減少し9・2%減の6万2690人となった。