経済

黒糖400トン香港へ えんグループ、輸出拡大を検討

 アジアで飲食店事業を展開し卸売りも手掛けるえんグループ(那覇市、又吉真由美代表)は、香港への県産黒糖輸出を現行取扱量の約35トンから10倍以上の400トンへ拡大することを検討している。

今後収穫予定の2012―13年産の県産黒糖生産量の約5%に当たる。香港砂糖メーカー大手の太古(タイクー)シュガーなど数社への卸売りを計画、太古シュガー役員が1月に買い付けに向けた視察で来県し、製糖工場や加工メーカーなどを視察する予定だ。
 えんグループの貿易部門を担当する沖縄セントラル貿易の粟国尚貴ゼネラルマネージャーは「400トンの黒糖が流通できれば、現在は直航便がない香港への船便も活発化し定期便にもつながる。沖縄の認知もさらに広がり、ほかの物産も増やしていける」と成約に意欲を表した。
 又吉代表らによると、太古シュガーは香港以外にも中国本土や台湾、シンガポールにも砂糖を販売している大手砂糖メーカー。えんグループはこれまで、加工黒糖を35トン以上、太古シュガーなどに輸出してきた。
 今回は太古側から、より風味の高い100%純黒糖を香港分だけで400トンの購入要求があった。今後の需要次第では、さらに香港以外の市場にも拡大させる用意もあるという。JAおきなわによると、県産黒糖は伊平屋島や多良間島、西表島など県内8離島の製糖工場で製造されており、11―12年期は台風や病害虫の影響で収穫量が減少して4万918トンとなり、黒糖生産量は約5千トン。12ー13年期の黒糖生産量は7~8千トンの見込み。

英文へ→En Group to expand brown sugar exports to Hong Kong