【石垣】石垣市は18日、自治体がインターネットの交流サイト・フェイスブック(FB)で特産品を販売するブランド「FB良品」に県内で初めて参入し、「FB良品ISHIGAKI」の試験運用を始めた。
石垣島産のかまぼこや米、衣料品、お菓子など6品を販売する。
同日、FB良品を主導する佐賀県武雄市の樋渡啓祐市長らを招き、市内商店街内にある「まちなか交流館ゆんたく家」でオープニングセレモニーを開いた。
FB良品は同市を含め全国9自治体が参加し、各自治体が厳選した特産品をフェイスブックで宣伝、販売する。決済はカードか代引き。フェイスブック会員でなくても購入できる。
商品の出品料は無料、販売手数料は5%に設定。出品者は大手通販サイトに出品するよりも低いリスクで出品できる。出品できる商品は自治体や商工会などが厳選。石垣市は、本格運用する来年4月までに選定基準を設定し、随時、商品を追加していく予定だ。
現在は国内向けの販売だけだが、来年4月以降はシンガポールを中心とするアジア圏への進出を見込んでいるという。
中山義隆石垣市長は「単体で出品するより他の自治体と連携した方が情報の発信力がある。より良い商品を探して出したい」と話した。武雄市の樋渡市長は「いい物産を持つ南の横綱が参入してくれて、うれしく思う。自治体で連携し、アマゾンや楽天では拾えない商品を出していきたい」と話した。FB良品のポータルサイトはhttp://fb-ryohin.jp/