【東京】新石垣空港の供用開始が来年3月7日になることが正式に決まった。与世田兼稔県副知事が19日、国土交通省の田村明比古航空局長を訪ね、国交相宛に供用開始期日を届け出た。
新石垣空港には2千メートルの滑走路が設置され、本土から直行便や中型機の就航が可能となる。国内線ターミナルの規模は現在の約3倍となり、国際線専用ターミナルも新たに設置される。
仲井真弘多知事は「供用開始によって、八重山圏域の観光産業、農林水産の振興のみならず、『南の玄関口』として、交流拠点として県全体の産業振興に寄与すると期待する」とのコメントを出した。
届け出後、与世田副知事は「約20年間をかけて、ようやく供用開始日が決まった。一日千秋の思いで待っていた開港だ。準備を淡々と進めていきたい」と述べた。与世田副知事によると、田村航空局長からは新空港から市街地までのアクセスの利便性を高める必要性について話があった。
県は20日、県庁に残暦板を設置する。3月2日に開港式典、祝賀会があり、3日に空港内を一般公開する。