海外客の誘致に向け、県と沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)、沖縄リゾートウエディング協会は20日、2015年までに海外から年間千組のリゾートウエディング誘致を目指す海外プロモーションの実施計画を発表した。
これまで県は個別の企業と連携し、海外で宣伝してきたが、今回初めてブライダル業界全体と共同で事業展開していく。同事業を通して、海外での沖縄の認知度を高め、家族旅行などの魅力もPRする。
事業初年度の12年度は、直行便が運航し、ビザ制限のない台湾・香港・韓国を対象とする。1月から各地域で開催するブライダルフェアーへの参加やリゾートウエディング海外モニターなどを実施する。
県観光振興課によると、11年の県内のリゾートウエディング件数は8872件(国内8616、海外256件)で、154億円の経済効果があったという。12年1~6月は海外から204組が訪れた。
今後さらに事業展開し、海外からの誘致を強化する。同事業は県の「ビジットおきなわ計画」の一環。総事業費は約9700万円で、そのうち関連業界も約2900万円を拠出する。
同日、浦添市産業支援センターで会見したOCVBの安里繁信会長は「同事業の推進をきっかけに、県民のリゾートウエディングへの理解をもらいながら、誘客をさまざまな方法で展開していきたい」と述べた。
英文へ→OPG and tourism industry aim to attract 1000 resort wedding couples from abroad