乗降客最多13万4000人 クルーズ船12年寄港


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 2012年の県内のクルーズ船乗降客数は、前年比1万7千人増の約13万4千人(速報値)と過去最高となった。今年は台風などの影響による寄港キャンセルがあったが、寄港回数は前年より13回多い125回となった。うち那覇港のクルーズ船寄港回数は前年比14回増で過去最高の67回となる見込み。石垣港の寄港回数は前年より3回多い52回だった。

 沖縄総合事務局が21日までに発表した。利用者が増加した背景として、台湾から新たな定期クルーズ船の寄港が始まったことや、上海からのクルーズ船の寄港が本格的に始まったことを挙げた。
 一方、乗客を対象に実施した那覇港国際観光クルーズに関するアンケートでは「時間が短かった」「移動時間が長い」「買い物する時間を多くしてほしい」といった声が多かった。寄港後の沖縄滞在時間の短さや観光メニューなどの改善が求められているという。
 利用者の70・0%は中国からの観光客で、うち77・0%を上海居住者が占めた。