宮古島で製糖操業開始 凶作回復、市内生産32万トン


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
製糖操業開始を記念してサトウキビを投げ込む宮古製糖の安村勇社長(右から3人目)ら関係者=25日、宮古島市伊良部の宮古製糖伊良部工場

 【伊良部=宮古島】県内最大のサトウキビ生産地の宮古島市の宮古製糖伊良部工場で25日、2012~13年産サトウキビの製糖操業が始まった。

社員や生産農家らが操業開始式を開いた。今期は凶作だった前期から回復、市全体で前期約20万トンから60%増の約32万トンの生産を見込む。
 操業開始式で同社の安村勇社長は「現場で見ると、糖度が期待以上に上がっていて喜んでいる。糖分をできる限り回収して、農家の努力に応えたい」とあいさつした。宮古島市の長浜政治副市長は「無事故無災害で、立派な操業をしてほしい」と激励した。