大宜味に国内最大級工場 太陽光発電板製造を計画


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 太陽光発電パネルを製造販売するフォトレック・パワー(東京、米須健一社長)は、米国の太陽光発電メーカーのアメリソーラーと提携し、大宜味村に国内最大級となる年産400メガワットの太陽光発電パネルの製造工場を計画している。

同村所有の敷地95ヘクタール超を活用。製造したパネルは欧米や南米など海外を中心に販売していく予定だ。
 フォトレック・パワーはパネル製造に加え、電気自動車(EV)バスやEVトラックなどの企業共同体(JV)による製造も構想。さらに太陽光発電システム1メガワットを整備し、売電事業も計画する。2013年内の事業開始を目指し、3千平方メートルの工場3棟を建設していく。
 製造工場の建設計画が立てられているのは、同村大宜味と根路銘にわたる村有地(ゴルフ場跡地)。
 同社と大宜味村は27日、土地の賃貸契約を結ぶ。2013年1月に、事業を行う国内の現地法人を同敷地内に設立し、米須社長が代表に就任する予定。村企画観光課は「1月に村に現地法人の登記が予定されている。太陽光発電のパネル製造や売電事業により、最終的には100人以上の雇用が見込まれている」と期待を示した。
 同社によると、13年3月には計画中だった名護市内で貸し工場を設け、パネル製造をスタートする。米須社長は「大宜味村の工場整備に伴い、貸し工場での業務を閉じ、工場を同村に一元化していく」と述べた。