市民駐車場を開放 米軍2カ月ぶり、宜野湾


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【宜野湾】米軍普天間飛行場の一部「市民広場」(宜野湾市野嵩)と「市民駐車場」(同市普天間)が閉鎖されていた問題で、海兵隊普天間基地司令部は28日、市民駐車場を約2カ月ぶりに開放した。市民広場は29日から開放する。期限は示していない。

 在沖米海兵隊は「警備の都合」などを理由として、オスプレイ配備反対運動が高まった9月27日に市民広場を、11月3日に市民駐車場を閉鎖していた。その後、市民側との話し合いや、管理者の市が「貸出要綱」を定めたことなどを受けて開放を決めた。イアン・S・ワレス副司令官(中佐)が28日、宜野湾市に電話で伝えた。
 佐喜真淳市長は取材に対し「継続的な開放に努力する。目的外使用をしないよう市民に協力をお願いしたい」と述べた。
 市民広場については、普天間基地司令部と市が警備員を配置せず1月3日まで開放することで合意。4日からは警備員配置や利用許可などの手続きを進めた上で、7日にも本格運営を再開する見通し。
 一方、約11万人の初詣客が見込まれる普天満宮の駐車場として、キャンプ瑞慶覧の一部(約300台分)を12月31日から1月6日まで開放する。