スカイマーク、那覇―関西など休止 那覇―石垣は4月開設


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 スカイマークは28日、関西空港発着の路線を2013年3月末で休止する方針を明らかにした。格安航空会社(LCC)との競合で収益性の改善が見込めないと判断した。今年3月から小型ジェット機のボーイング737で関西―那覇、札幌(新千歳)を結ぶ2路線の運航を開始。現在はそれぞれ1日3往復している。

 関西空港では全日本空輸系LCCのピーチ・アビエーションが3月から運航を始めたため、スカイマークも特別割引運賃を設定して対抗。しかし国内線初就航のLCCとして話題を集め、より運賃の安いピーチに利用客が流れたため、関西―那覇、札幌の2路線とも11月の搭乗率が4割台となるなど空席が目立っていた。スカイマークの12年9月中間決算は純利益が前年同期比33・7%減と落ち込んでいた。
 今回の路線休止でスカイマークの関西方面への就航は神戸空港だけとなる。今後は発着枠が拡大する羽田空港を強化し増便していく計画。さらに14年度の進出を予定している国際線の強化で収益拡大を目指す考え。
 一方、沖縄関連では新たに那覇―石垣線を来年4月20日に開設。1日3往復6便を予定している。同社は「那覇―宮古線に続く、沖縄県内を結ぶ路線となり、レジャーやビジネスなど幅広い用途でのお客さまの利便性向上につながるものと考えている」とした。