気迫 大人顔負け 子どもたちがムエタイ


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気迫あふれる闘いを見せる子どもたち=名護市大西の名護ムエタイスクール

 【名護】名護市大西の名護ムエタイスクールで、5歳から小学4年生までの子どもたち15人がムエタイ(キックボクシング)の練習に励んでいる。保護者らに練習試合を披露する発表会がこのほど開かれ、市内の空手道場「優斗会館」の子どもたちも参加し、大人顔負けの気迫あふれる異種格闘技戦を繰り広げた。

 スクールは、キックボクシング元日本ライト級8位の近藤一輝(いっき)代表が指導している。1年ほど前から、若い父母を中心に子どもを通わせる人が増えてきたという。
 最年少の大城虎義(とらみち)ちゃん(5)は、親せきに「亀田興毅に似ている」と言われ、4歳からキックボクシングを始めた。母なつきさん(23)は「ウーマクーだけどアリを見ても泣くので強くなってほしい」と話す。練習試合では泣きながらも最後まで相手に立ち向かった。
 近藤代表(35)は「子どもは吸収が早い。自分の身を守る力と、精神的に負けない気持ちを指導していきたい」と話した。