求人情報誌を発行するラジカル沖縄は10日、2014年3月卒業予定の学生を対象にした就職希望ランキングを発表した。
前回4位のサンエーが3年ぶり1位に返り咲き、前回9位のイオン琉球が5位になるなど流通小売業が浮上した。09年から始め、今年で5回目。8日に沖縄コンベンションセンターで開催した合同企業就職説明会でアンケートし、513人から回答を得た。2位は過去2年連続1位の沖縄銀行、3位は医療機器・医療消耗品を扱う琉球光和が続いた。
ランキング上位で学生が企業を選択する理由として「職場に活気があり雰囲気がいい」「企業イメージがいい」などの回答が多かった。
ラジカル沖縄の担当者は「今年も前年に続き就職活動は12月1日からのスタートとなり短期決戦が予想される。日中問題や欧州危機など経済状況が楽観視できない見方もあるので、安定した企業を選択する傾向もうかがえる」と述べた。