那覇市久米の「沖縄ナハナホテル&スパ」の土地と建物を所有する新生銀行グループの新生債権回収(新生サービサー、東京)が、不動産事業などを運営するスターツコーポレーション(東京、河野一孝社長)へ所有権を2月末に売却することが12日までに分かった。
同ホテルは現在、外資のイシン・ホテルズ・グループが運営しているが、売却後はスターツグループのホテル運営会社が運営する。
ホテル関係者によると、ホテル名の変更はなく、従業員の解雇もないという。
スターツは不動産や建設事業、金融・コンサルティング、ホテル運営などを手掛ける。グループの従業員数は5224人で、2012年3月期の売上高は1177億円。グループ内のスターツホテル開発は首都圏で「ホテルエミオン東京ベイ」などを運営する。沖縄ナハナは06年にイシンが当時のグランドオーシャンから取得し、07年7月にリニューアルオープン。所有権は融資元に移転していた。