「オーピー」に特別賞 日本バイオベンチャー大賞


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事業内容について説明するオーピーバイオファクトリーの金本昭彦社長(左)ら=16日、県庁

 先進的なバイオベンチャー企業を表彰する「第8回日本バイオベンチャー大賞」(フジサンケイビジネスアイ主催)で、オーピーバイオファクトリー(那覇市、金本昭彦社長)が「バイオインダストリー協会会長賞」に選ばれた。

金本社長は16日、県庁で記者会見を開き、受賞報告と事業内容の発表を行った。
 同社は今後、5年後までに売上高を本年度と比べて5倍の10億円に拡大。15~17年をめどに、プロ投資家向け市場を運営する「TOKYO PRO Market(東京プロマーケット)」への上場を審査する指定アドバイザー「OKINAWA J―Adviser(沖縄ジェイ・アドバイザー)」を活用し、同市場への上場を目指す。
 「オーピー」―は海洋生物資源を活用した医薬、化粧品開発などを目的に、沖縄近海を中心とした資源のライブラリー構築、取引企業からの受託研究などを実施している。世界的にも海洋資源が多いとされる日本で、新たな資源の活用を模索するビジネスモデルが評価された。
 同大賞は2002年に始まり、今回を含め合計で53社が表彰された。県内企業では第6回にバイオ21(うるま市)が「近畿バイオインダストリー振興会議賞」を受賞している。
 贈賞式は2月7日に兵庫県の神戸大学で開かれる。