2012年9月に県内を直撃した台風17号被害による保険金支払件数(見込み含む)が1万5205件、支払額が83億1529万円に上り、いずれも一度の台風災害で過去最大となった。
日本損害保険協会沖縄支部(濱田剛委員長)が県内全保険事業者13社へ実施した2次調査で分かった。
13年1月11日現在の2次調査の数値として、日本損害保険協会沖縄支部が23日発表した。支払いが終了した案件は全体の8割程度で、前回の昨年11月の1次調査と比べ支払件数が1879件、支払額は約26億円それぞれ増えた。最終的な調査は3月に発表される予定でさらに増える見込み。
台風17号は9月28~29日に沖縄地方に接近。同支部によると、暴風による窓ガラス破損が多く、その影響で家屋内の家財などが損害を受け保険金支払額が増大した。台風17号による保険金支払いの内訳は、火災保険が9708件、70億9684万円、自動車保険が5134件、9億9035万円、その他(新種保険など)が363件、2億22810万円。1件当たりの平均支払額は54万円。
そのほかにも12年は沖縄地方に台風が相次いで上陸。保険金支払いは9月の台風15号が1158件で3億4967万円、16号は1496件で8億847万円で、3個の台風の合計支払金額は94億7343万円となった。年間で見ても最大の数値となっている。