冷蔵食品を拡大 マカオヤオハン、県産品常設棚


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 マカオの百貨店ニュー・ヤオハンで開設されている沖縄県産品の常設棚「美ら島マート」が、冷蔵食品にも拡大している。既に納品している冷蔵ギョーザも売れ行きが好調だ。新たに牛肉や豚肉、肉加工品、豆腐を取り扱い、マカオで定番化させて需要を定着させたい考え。

さらに商品の回転を上げるため、3月11~24日、ヤオハン沖縄フェアとして実演・試食販売を予定、期間中1千万円の売り上げを目標にしている。
 昨年11月末からオープンした美ら島マートは、沖縄のえんグループ(又吉真由美代表)が沖縄から県産品を卸している。これまでは常温帯の塩や黒糖、菓子類を陳列している。塩や黒糖は、見た目で味も分かりやすく売れ行きがいいが、食べ方が分からない品目は予想したほど売れていないという。今回のフェアで試食などを通して認知拡大に努める。
 ヤオハンの沖縄フェアに加え、えんグループは香港の店舗で香港のバイヤーを招き、沖縄の食材についての商談会を開く。
 1月28日には沖縄銀行で商談会の事前説明会を開いた。沖銀事業戦略支援室の又吉司さんが香港市場の視察を報告した。沖縄の食は日本一高いというイメージがあるといい、ブランディングの必要性を強調。現地商談会については「権限のある人が現地にいかないと、向こうの提案のスピードについていけない」とアドバイスした。