沖縄学へ功績たたえ 外間守善氏しのび300人超


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
300人以上が来場した「外間守善先生を偲ぶ会」=1日、那覇市のパシフィックホテル沖縄

 昨年11月に死去した沖縄学研究者の外間守善さん=享年87=に別れを告げる「外間守善先生を偲ぶ会」(同実行委員会、沖縄文化協会主催)が1日、那覇市のパシフィックホテル沖縄で開かれた。一般参加者を含め300人以上が来場し、献花した。

元県知事の大田昌秀さんや芥川賞作家の大城立裕さんら親交のあった人々が追悼の辞を述べ、沖縄学の第一人者として記した数々の功績をしのんだ。
 長く在京で琉球・沖縄研究の発展に尽力してきた外間さんの告別式を地元沖縄で催そうと、教え子らが中心となり開催を呼び掛けた。名誉実行委員長を引き受けた大田さんは、沖縄師範学校の同期として沖縄戦の戦火をくぐり抜けた体験など60年余の親交を振り返り「あなたの学問は50年後、100年後には今日よりさらに高く評価されるものだ」と弔辞を送った。