県出身の若者激励 与世田副知事、都内企業を訪問


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東京都内で働く県出身者と懇談する県の与世田兼稔副知事(左)=新宿区歌舞伎町の「とんかつ にいむら」本店

 【東京】県の与世田兼稔副知事は4日、沖縄出身者を多数採用している東京都内の「とんかつ にいむら」を訪ねた。同店やグループのしゃぶしゃぶ店でコックやホール店員として働く10代、20代の県出身者ら約15人と懇談し「今後もぜひ頑張って」と激励した。

 「にいむら」は30年以上前から沖縄の高卒者を採用しており、現在は20人の沖縄出身者が在籍。同店を経営する東栄商事の新村武敏社長は「(過重な基地を負担する)沖縄のために手伝いできることはないか」という思いで優先的に採用していると説明し、「沖縄の皆さんは純真で元気な良い人ばかりだ」と褒めた。
 代表して副知事に礼を述べた宜野座高校出身で入社1年目の糸満(いとみつ)香楠(かな)さん(19)は懇談後「同期の県出身者が多く、職場は楽しい。東京は自分のやりたいことを探しやすい場所だと思う」と話していた。