インターネット経由で情報を処理するクラウドコンピューティングのシステム開発拠点として、うるま市兼箇段にクラウド・データセンターの整備を計画している県は、クラウドサービスに必要な通信技術の確立を目指すNECなど大手通信会社で構成する研究機関の誘致に取り組んでいる。
県によると、NECやNTTコミュニケーションズなど複数の国内通信大手会社が連携し、通信技術研究のための社団法人を設立する予定。今月中にも沖縄に設立登記する見通しという。
県は同法人が運営する研究所の誘致を目指している。研究活動には、米スタンフォード大学など国内外の大学・研究機関なども連携する見込み。県は情報技術や通信大手の先端技術開発を支援することで、沖縄の国際情報通信の拠点化につなげたい考えだ。