「健康の島・沖縄」を国内外に周知しようと、おきぎん経済研究所は7日、ウェルネス国際フォーラムin沖縄2013を宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開き、約180人が参加した。
基調講演とパネル討論のほか、14の企業・団体が医療の取り組みを紹介する展示会もあった。
基調講演したおきなわクリニカルシミュレーションセンターの大屋祐輔センター長は、沖縄の医療の優位性としてグローバルな立地環境を挙げた。海外の大学との連携強化や、離島などの遠隔地でも継続して医療研修ができる環境構築が必要と指摘し、「沖縄はゆいまーる精神が強いことから、他の地域には絶対に負けない」と強調した。
パネル討論で、つくばウェルネスリサーチの久野譜也社長は、ドイツでは車の進入を禁止した地域で、次世代型路面電車などが発達し市民が自然と歩くようになったと説明。それに伴い商店街の売り上げも3倍以上伸びたと話した。久野氏は、車社会の沖縄が現在のままでは健康都市とは言えないとし「どう社会全体を変えていくかが必要だ」と話した。