県は13、14の両日、IT(情報技術)関連企業の県内誘致を図る「沖縄視察ツアー」を開いた。東京や大阪など県外から14社が参加し、うるま市の沖縄IT津梁パークや関連企業などを視察したほか、意見交換会を実施した。
ツアーにはソフトウエアやシステム開発7社、ゲーム開発5社、ウェブ制作1社、コールセンター1社が参加。IT関連施設や入居可能ビルなどを視察した。
意見交換会は県情報産業協会やフロム沖縄推進機構、沖縄労働局などが参加し、人材育成や情報通信関連産業の振興策、県の支援策、雇用状況などを説明。その後、質疑応答があった。
東京から参加したコールセンター関連会社の担当者は「他県に比べ、人材育成事業など産業振興策が充実している」と評価。オンラインゲーム開発エイミングの椎葉忠志社長は「潜在力は思った以上にあると感じた。ただオフショア(海外拠点)としての強みは中国や東南アジアと競合する。なぜ沖縄かという利点がもっと必要だ」と指摘した。