「沖縄、非常に有利」 香港財閥トップ、アジア展開で講演


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ジョナサン・チョイ氏

 香港貿易発展局(古田茂美日本首席代表)と沖縄日本香港協会(国場幸一会長)は18日、那覇市のかりゆしアーバンリゾート那覇で春節セミナーを開いた。

食品・海産物や不動産、メディア関連などの事業をアジアで展開している香港の財閥「新華集団」のジョナサン・チョイ総裁が「世界の5割経済圏アジアのビジネス挑戦」と題して講演した。
 チョイ氏は「沖縄は成長が目覚ましいアジアに最も近い位置にあり、非常に有利」と述べた。一方で「日本にとって最大の市場である香港に商品をいかに届けるかが、今後の発展の鍵になる」と指摘した。
 物流をめぐる沖縄の状況について、全日本空輸の国際航空貨物事業や同事業を活用したヤマト運輸を挙げ「オンラインショッピングの楽天は、北海道から冷凍のカニを沖縄を経由して香港に空輸している。ヤマト運輸の宅急便が日本と香港をつなぎ、沖縄と香港は今後さまざまな分野で協力できる」と述べた。