【中国時報】声調が右脳に刺激 中国語を科技大が分析


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 中国科技大学生命科学学院の研究チームは先ごろ、中国語を理解する場合にはまず声調(トーン)が右脳で認識され、さらなる語義の認識が必要と判断された場合にのみ左脳にスイッチされるという事実を解明し、専門紙に発表した。
 中国語の声調は音響学的側面と言語学的側面を兼ね備えているが、研究の結果、人は前認知段階で右脳で声調を理解し、その後に左脳が稼働してより詳しい語義的認識を行っていることが分かった。
 これまで言語は左脳を使って理解されているとされていたが、今回の研究で右脳も言語理解の一翼を担っていることが分かったと同時に、その分業の詳しい仕組みも明らかになった。
 研究チームでは、中国語には声調があるため、他の言語に比べより多くの脳の部分を使用しているともしている。