夜の琉球村体験を MICE誘致目指す


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「もうあしび」のフィナーレで出演者らとカチャーシーを踊る招待客ら=21日午後8時45分ごろ、琉球村

 恩納村で琉球村を運営する多幸山(上地栄一社長)は、通常は閉園している夜間帯に施設を開放するパーティープラン「もうあしび」を商品開発した。社員旅行や観光客をターゲットに、普段見ることのできない夜の琉球村を体験することができる。

 沖縄らしさを出した少し変わったパーティーをしたいという旅行代理店からの要望を取り入れた。同プランでは、地元食材にこだわった創作料理やエイサーや獅子舞など沖縄芸能ショーを堪能できる。
 商品化に当たり、県の「MICE(国内外企業の褒賞・研修旅行や国際会議など)メニュー開発・受入体制充実支援事業」を活用。琉球村は指定登録有形文化財である古民家群を有するほか、エイサーや琉球舞踊など沖縄文化の体験プログラムなどに取り組んでいる。
 21日夜、琉球村で開いた商品発表会で上地社長は「地元客や外国人観光客らに歴史、文化、芸能を伝えるため取り組んできた。観光産業パイオニアとして今後もMICE支援活動に取り組んできたい」と話した。